おせっかい者同士の、今度はきみたちの番。
「今度海に行こう」と あいつに言われた
「あの子連れてよね」 とご指名付きで
あいつあの子に気があるの そう思っていたら
合わせたい男がいる ああ、そういうことね
わかったよ連れてくる もちろん言いましたよ
あいつ彼女いないのに 人の彼女なんて
あいつお人よしなんだよ 余計なおせっかい
嫌いじゃないけれども そういうところは
あいつと私は 腐れ縁
「やまない雨はない」なんて 言って
暴風雨の中 ふたり 傘もささずに 走り回ったよね
あの子に言ってあげた 海に行こうよって
「彼を連れてくるから」 とひそひそ声で
あいつお人よしなんだよ やさしいおせっかい
嫌いじゃないけれども そういうところは
あいつも私も 好きだとか嫌いだとか
そんな話は 全くもってない
恋愛の勝負 勝ち負けのそんなの前 土俵になんか立てやしない
ときめいた話なんてないのに 何やってるんだろうね
あいつと私は 腐れ縁
「開けない夜はない」なんて 言って
真っ暗闇の中 ふたり あかりつけずに 走り回ったよね
あいつと私は 腐れ縁
「やまない雨はない」なんて 言って
暴風雨の中 ふたり 傘もささずに 走り回ったよね
あいつ すこしぐらいは こっちをみても いいじゃない
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【Post Script】
「海のなつやすみ」で海に誘った友人の腐れ縁の女の子の歌になります。
自分結構変な人間で、ラブコメとかあると「どうせ主人公カップルくっつくんだろ!!」と思いながら、その周辺の人たちに感情移入することがあります。一回主人公カップルくっつけるように差し向けた友人側の方のラブストリートか作ってみたいんですよね。
「開けない夜はない」「やまない雨はない」といううつ状態の時に言われたくない二大慰め言葉を揶揄するように使ってます。「ふざけんなバーロー」って感じです