やさしすぎるきみ

教室の廊下側　いちばん後ろの席

昼食の時間の後　ひとりぼっちのきみ

「えー？なんであんなのがいいの？」　みんなは言うけれど

でも私は見ていたよ　電車の中　子供に　席ゆずるきみ

放課後の帰り道　気がつくといなくなる

トボトボ帰ってゆく　ひとりぼっちのきみ

「えー？あんなに陰気なのに？」　みんなは言うけれど

でも私は見ていたよ　カフェの中　店員に　ありがとう言うきみ

なんできみはやさしすぎるの？　そんなのダメなんだよ

本当は魅力的なのに　もっと自分を大切にしてよ

今日だって「いいよぼくがやる」って　一人で背負い込む

ずるいよ　ずるいよ　ずるいよ　苦しまないでよ

なんできみはやさしすぎるの？　そんなのダメなんだよ

本当は魅力的なのに　もっと自分を大切にしてよ

文化祭の前日　きみだけ居残って

一人教室の中で　看板のペンキ塗り

「えー？一人でやるって言ってたよ？」　みんなは言うけれど

でも私は　助けるよ　教室で　がんばっているきみ

なんできみは

なんできみはやさしすぎるの？　そんなのダメなんだよ

本当はかっこいいのに　もっと自分を大切にしてよ

ホントは　そんな　やさしすぎるきみが好き

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【Post Script】

「文化祭の前の日に」で「なんで君にだけ押し付けるの　みんなひどいよ」と言ってた女の子いたでしょ？あの女の子の歌です。実際は教室のドアをバーンとか開けて「みんな帰るなんてひどい！！何考えてるの！！」とか言いながらペンキの筆奪ってゆく感じの女の子をイメージしています

自分で作った歌の中で１番２番ぐらいに好きな歌です。割と元気な女の子感出てると思おうけどどうでしょうか？「そんなのダメなんだよ」と言う部分は他の歌詞を考えるためにとりあえずつけといてどうしても思いつかなかったのでそのままにしたのですが、ここが上手くハマってくれました。